心電図異常を指摘された方へ
健康診断で「心電図異常」「不整脈疑い」「要再検査」「要精密検査」と書かれていても、すぐに病名が決まるわけではありません。緊急性や再確認の必要性は、結果票の所見、過去の心電図との違い、動悸・息切れなどの症状、持病によって異なります。立川市若葉町・若葉団地周辺で健診結果が気になる方は、結果票と心電図波形のコピーがあれば持参して内科へご相談ください。
強い胸痛や急な息苦しさ、冷汗、失神などがある場合は、通常の外来を待たず救急受診をご検討ください。強い症状がない方は、診療時間を確認し、検査の対応状況については042-536-3197へお電話ください。
心電図異常とは
心電図は、心臓が動くときに生じる電気信号を記録し、脈の速さや規則性、電気の伝わり方などを確認する検査です。「心電図異常」は一つの病名ではなく、正常と異なる波形やリズムが記録されたことを示す表現です。体調、緊張、薬、年齢などが影響することもあれば、不整脈や心臓への負担を確認したほうがよい場合もあります。
結果票の一つの言葉だけで判断せず、判定区分、心電図波形、症状、血圧や血液検査の結果を合わせて確認します。健診結果全体については、健康診断で異常を指摘された方へもご覧ください。
健診結果で確認したい記載
脈の乱れに関する記載
| 不整脈疑い | 脈の速さやリズムに乱れが疑われる記載です。種類により対応が異なります。 |
|---|---|
| 期外収縮 | 通常より早いタイミングで心拍が起こる状態です。回数、症状、背景にある病気を確認します。 |
| 心房細動疑い | 脈が不規則になる不整脈の一つが疑われる記載です。症状が乏しい場合もあるため、医師が再確認の必要性を判断します。 |
| 徐脈・頻脈 | 脈が遅い、または速い状態です。年齢、運動習慣、服薬、症状などを合わせて確認します。 |
波形や心臓への負担に関する記載
| ST-T異常 | 心電図の波形に変化があることを示します。過去の心電図や症状との比較が大切です。 |
|---|---|
| 左室肥大疑い | 心臓の左心室への負担が疑われる記載です。高血圧などとの関連を確認します。 |
| 要再検査 | 同じ検査を再度行い、異常が続くか確認する判定です。 |
| 要精密検査 | より詳しい検査や循環器専門医療機関での確認が必要になることがあります。 |
| 経過観察 | 判定された期間や次回健診までの間に、症状の変化や数値の経過を確認します。 |
診察で確認したい症状
心電図の所見と症状が同じ時間帯に出るとは限りません。次の症状がある場合は、いつ起きたか、何分続いたか、運動・食事・入浴・飲酒・睡眠不足などのきっかけがあったかを記録してください。
- 動悸、脈が飛ぶ感じ、急に脈が速くなる感じ
- 階段や歩行時の息切れ、運動時の胸の違和感
- 胸痛、胸の圧迫感
- めまい、ふらつき、失神、意識が遠のく感じ
- 足のむくみ、急な体重増加
- 安静時と運動時で症状に違いがある
動悸など、どの診療科に相談するか迷う症状は、総合内科のページも参考にしてください。動悸の独立ページは未作成のため、公開後に専用ページを作成した場合は本文から追加リンクします。
高血圧・糖尿病・脂質異常症などとの関連
高血圧、糖尿病、脂質異常症、喫煙歴、肥満、腎機能異常などは、心臓や血管の状態を考えるうえで重要な情報です。健診で複数の項目を指摘されている場合は、心電図だけでなく結果票全体を持参してください。
関連する項目は、健診で血圧が高いと言われた方へ、健診で血糖・HbA1cが高いと言われた方へ、コレステロール・中性脂肪が高いと言われた方へをご確認ください。継続的な管理については、生活習慣病のご相談・定期通院でご案内しています。
受診の目安
救急受診を検討する症状
- 強い胸痛や胸の圧迫感が続き、冷汗や吐き気を伴う
- 急に強い息切れが出た、呼吸が苦しい
- 失神した、意識がぼんやりしている
- 突然、片側の手足に力が入らない、しびれる
- 突然、ろれつが回らない、言葉が出にくい、顔の左右差がある
これらの症状がある場合は、健診結果の相談より救急対応を優先し、119番通報を含めてご判断ください。
早めに内科へ相談したい場合
- 結果票に「心房細動疑い」「要再検査」「要精密検査」「要受診」と書かれている
- 動悸、息切れ、胸痛、めまい、むくみが繰り返す
- 運動時に症状が出る、以前より悪化している
- 高血圧、糖尿病、脂質異常症、喫煙歴などがある
- 過去の健診と比べて新しい心電図異常を指摘された
当院で相談できること
当院では、健康診断の結果と心電図波形、症状の経過、血圧、内服薬、生活習慣、これまでの病気を確認します。医師が診察のうえ、再確認が必要か、生活習慣病の管理が必要か、循環器専門医療機関への紹介が必要かを判断します。
当院では、心電図、ホルター心電図、エコー、血液検査などを症状や所見に応じて検討します。ただし、心電図再検査、ホルター心電図、心エコーの実施可否、予約方法、当日対応の範囲は確認が必要です。受診前にお電話でご確認ください。より詳しい検査や専門的な診療が必要な場合は、必要に応じて連携医療機関への紹介を検討します。
診察・検査の流れ
-
健診結果の確認
判定区分、所見名、過去の結果との違いを確認します。心電図波形のコピーがある場合は一緒にお持ちください。 -
症状と生活習慣病リスクの確認
動悸などの頻度、持続時間、きっかけ、失神の有無、運動時の症状、血圧、糖尿病、脂質異常症、喫煙歴、服薬内容を確認します。 -
精密検査を検討
症状や所見に応じて24時間心電図検査(ホルター心電図)や心臓エコー(超音波)検査を行います。 -
検査の結果によりお薬の処方や管理方針を相談
検査の結果により経過観察、再検査、生活習慣病の定期通院、専門医療機関での精密検査など方針を判断します。
受診時に持参するもの
- 健康診断の結果一式
- 心電図波形のコピーがあればそのコピー
- お薬手帳、服用中の薬やサプリメントの情報
- 家庭血圧の記録、血圧手帳
- 症状の頻度、持続時間、起きた時刻、きっかけを記録したメモ
- 過去の健診結果や心電図があればその資料
健康診断そのものをご希望の方は、健康診断の受診を検討されている方へをご覧ください。
よくある質問
心電図異常は何科に相談すればよいですか
まずは内科で健診結果と症状をご相談いただけます。所見や症状により、循環器専門医療機関での確認が必要か医師が判断します。
症状がなくても受診したほうがよいですか
症状がなくても、「要再検査」「要精密検査」「要受診」などの判定がある場合は、結果票を持参してご相談ください。受診時期は判定内容により異なります。
期外収縮と書かれていました。治療が必要ですか
期外収縮の回数、種類、症状、心臓の病気や生活習慣病の有無によって対応が異なります。結果票だけで決めず、医師が診察のうえホルター心電図(24時間心電図)や心臓エコー(超音波)検査も検討して総合的に判断します。
受診時の心電図が正常でも問題はありませんか
一時的に起こる不整脈は、短時間の心電図では記録されないことがあります。症状の記録や健診時の心電図波形を確認し、必要に応じてホルター心電図(24時間心電図)や心臓エコー(超音波)検査などの追加の検査を検討します。
予約は必要ですか
一般外来は予約不要の案内ですが、心電図の再検査は随時検査可能です。ホルター心電図(24時間心電図)や心臓エコー(超音波)検査は診察の上、必要な方は検査予約をしていただくことになります。
健診結果と心電図波形を持参してご相談ください
立川市若葉町・若葉団地周辺で、健康診断の心電図異常、不整脈疑い、要再検査・要精密検査について相談先をお探しの方は、健診結果を持参してご相談ください。強い症状がある場合は救急受診を優先してください。
